真島昌利 / ルーレット

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夏のぬけがら
12.ルーレット

ビビったってしょうがない ゲームはもうはじまった
今度はオレの番だから 知らぬ振りはできないよ
オレ達はとても似ていたよ 2人共自由が好きだった
そのウラにいつもつきまとう 請求書もワリカンにしてた

ルーレットがまわるように 毎日が過ぎていくんだ
何にどれだけ賭けようか 友達 今がその時だ

一晩中地獄の炎に 焼かれるオマエを夢見てた
辛くてはりさけそうな オマエの痛みを夢見てた
だけど何ができるんだろう オマエを救いだす事など
とてもできるわけがないよ ウソをつきたくはなかった

ルーレットがまわるように 毎日が過ぎていくんだ
何にどれだけ賭けようか 友達 今がその時だ

陽炎が揺れる十字路で 記念写真をとっただろう
白っぽい街がひび割れて 遠くを見てた2人共
もう少しおたがいの事を 利用できるほどタフだったら
オレ達がはなれる理由は 何一つなかったんだろう

ルーレットがまわるように 毎日が過ぎていくんだ
何にどれだけ賭けようか 友達 今がその時だ

移動中の列車のなかで オマエの泣き声を聞いた
ひなびた寒い街角で オマエの笑顔を思い出す



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